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成長ホルモン治療を受けている方の声

おおきくなぁれ 患者さんインタビュー 第1回

今回は兵庫医科大学病院小児科で成長ホルモン治療を受けているヨシくん(仮名)と、ヨシくんを支えるお父様にお話をうかがいました。

大病に負けない ~父子で二人三脚~

ヨシくんは14歳。中学1年の春に消化器の大手術を受け、その後から成長ホルモン治療を続けている頑張り屋さんの中学2年生です。手術は2回に分けて行われ、手術を挟んで2年間は入退院の繰り返しで、中学入学という大事な時期に学校を休むことが多くなり、つらい思いを経験されました。

どんな気持ちでこの時期を過ごしたの?

ヨシくん

「手術はたしかに不安ではあったけど、どうせやらなければいけないのなら、早くすませて学校へ行きたいなと思っていました」

お父さん

「泣きごとはまったく言いませんでした。病気がこの子の強さを引き出したのかもしれませんが、よく頑張ったと思います」

ヨシくんが成長ホルモン治療を始めることになった理由は、もともと成長障害による低身長があったことに加え、消化器の病気の治療薬・ステロイド薬の長期使用による副作用で成長障害がさらに進むことが心配されたためです。成長ホルモン治療を開始すると、身長は1カ月で1cmずつ伸びて、治療開始時に137cmだったのが7カ月後の現在では144cmになりました。

背が伸びてどんな感じだったかな?

ヨシくん

「それはうれしかったです」

お父さん

「ともかく明るくなったと思う。入院していた頃は無口だったけど、最近はおしゃべりになったよな」

ヨシくん

「そうだね、よく話す友だちもできたしね」

ヨシくんは学校でもとても活発で、友人も多く、部活では小さい頃からお父様とやってきた卓球に挑戦しています。成長ホルモン治療の注射も、看護師さんからの指導を受けて、最初から自分でやっています。

週6日、注射を毎日つづけるのは大変?

ヨシくん

「疲れていたりするといやになります。最近はときどき忘れてしまうこともあります」

お父さん

「注射の時間も自分で決めて、夜寝る前に打っているのですが、眠気が勝ってしまうと忘れてしまうようですね」

現在使用している注入器は投与履歴が残るタイプなので、お父様が毎日それをチェックし、注射忘れを発見した時には、週6日投与で予備日にしている土曜日に打たせるようにしているとのことです。 大病と闘いながら大人への成長の歩みをしっかりと進めつつあるヨシくん。そんなヨシくんを支える成長ホルモン治療は、父と子の二人三脚でうまくいっているようです。

主治医の先生から

成長ホルモン治療を始めることで、確かに身長も伸びましたが、それにも増して精神面が成長したと実感しています。
長く続けていく治療だからこそ、医療スタッフとともに父子をしっかりとサポートしていきたいです。

たにざわこどもクリニック 院長
(兵庫医科大学病院 小児科 名誉教授)
谷澤 隆邦 先生

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